好奇心の横断歩道を創る!

自分の思考をラバーダック・デバッグするためのブログ

個人の創造性と組織の創造性の対比、ほか


視点の多様性は、組織にとってのDMNの強さなんだと思う。とにかくたくさん気づくこと、とにかくたくさん思いつくこと、とにかくたくさん調査していること、これがDMNの機能と思ってよさそう。

議論と方針決定の上手さが、組織にとってのSN、組織にとっての大局観に該当すると思う。

方針決定後の作業の上手さ(能力の多様性、設備の充実具合、連携の円滑さ)が、組織にとっての論理的な思考、CENに該当すると思う。




個人としてクリエイティブな人は、DMNとSNとCENをうまく切り替え、すべて使うことが上手だそうだ。

組織にもきっとこれが当てはまる。つまり、視点の多様性と、議論のうまさと、目的が決まった以降の作業のうまさ、この3つがそろった組織がクリエイティブたり得るのではないか。

視点の多様性を手に入れるためには知識や経験の多様性が重要で、
議論と方針の決定のうまさのためには心理的安全性が重要で、
作業のうまさは能力の多様性や心理的安全性や目的意識の共有が重要なのではないか。

ちなみに、多様性と聞けば何でも良いとは全く思っていなくて、
例えば言語は統一しておいた方が良い。脳細胞同士が適度につながるように、組織の個人がつながるためには、言語は共有する必要がある。
価値観に関しても、おそらく、ある程度均質の方が良い。非生産的な衝突を避けたり目的意識を共有したりするには、どうしても。ただ価値観に関しては、均質すぎてもいけない。おおむね友好的(社交的かどうか、愛想が良いかどうかは、ほとんど関係なく)なくらいがちょうど良いんじゃなかろうか。