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経済学派(+α)の、理論の前提と世界観のクラスタリング、次元圧縮版
前にこんなことをやった
んだけど、偶然の成り行きで人から、クラスター分析するんなら次元圧縮してから、みたいな話をされた。理由は言われなかったし聞かなかった。彼も別に特別詳しい訳じゃないっぽい(少なくともk平均法は知らなかった。仕事でDBSCANしたっぽい)けど、まぁそう言うならということで、とりあえずAIにお伺いを立ててみた。
Claudeによると、
私の質問:階層クラスター分析をするときは、次元を落とすために主成分分析などを行ってからにするとよい、という話を聞いたことがあります。本当ですか?
これは部分的に正しいですが、常に必要というわけではありません。次元削減を行う理由と注意点について説明します。
次元削減が有効な場合
高次元データの場合:
- 変数が非常に多い(例:遺伝子発現データ、画像データ)
- "次元の呪い"により、高次元空間では距離の概念が曖昧になる
- 計算量が膨大になる
ノイズの多いデータの場合:
- 主成分分析により主要な変動を捉え、ノイズを除去できる
- より安定したクラスタリング結果が得られる
可視化が必要な場合:
- 2-3次元に削減することで結果を視覚的に確認できる
次元削減の注意点
情報の損失:
- 主成分分析では分散の小さい成分を切り捨てるため、重要な情報を失う可能性がある
- クラスタリングに重要な変数が除去される危険性
解釈の困難さ:
- 主成分は元の変数の線形結合なので、クラスタの特徴を解釈しにくくなる
最適な次元数の選択:
- 何次元まで削減するかの判断が難しい
実践的な指針
- 変数が10-20個程度まで: 通常は次元削減不要
- 変数が数百個以上: 次元削減を検討
- 変数間に強い相関: 次元削減が効果的
- 各変数に意味がある: 元の変数でのクラスタリングも価値がある
階層クラスター分析の前に必ず次元削減すべき、というのは誤解です。データの特性と分析の目的に応じて判断することが重要です。
私の質問:次元を落とす理由はなんですか?50弱の次元なのですが、実践的にはどの程度に落とす(あるいは落とさない)のが良さそうですか?
次元削減の主な理由
1. 次元の呪い(Curse of Dimensionality)
- 高次元空間では、すべての点間の距離が似たような値になってしまう
- クラスター間の区別が困難になる
- 50次元程度でも影響が現れ始める
2. 計算効率
- 距離計算の計算量が次元数に比例して増加
- メモリ使用量の削減
3. ノイズ除去
- 分散の小さい成分(多くの場合ノイズ)を除去
- より安定したクラスタリング結果
4. 多重共線性の回避
- 相関の高い変数群を主成分にまとめる
- 冗長な情報を整理
50次元の場合の実践的指針
累積寄与率による判断:
- 80-85%: 保守的(情報損失を最小限に) - 90-95%: バランス型(一般的な選択) - 95%以上: 慎重型(重要な情報をほぼ保持)
具体的な次元数の目安:
- 10-15次元: 多くの場合、主要な構造を捉えられる
- 20-25次元: より詳細な構造を保持したい場合
- 30次元以上: 元データに近い詳細度
判断のステップ:
実務的には: 50次元 → 15-20次元程度に削減することが多いです。これにより次元の呪いを回避しつつ、重要な情報の大部分を保持できます。
最終的には、複数の次元数でクラスタリングを試行し、結果の安定性と解釈可能性で判断するのが確実です。
ということで、累積寄与率が0.9〜0.95になる次元を採用して、主成分分析を行い、その結果を使って階層クラスタリングを行うことにした。
経済学派(+α)の理論の前提の世界観 | Notion を分析様に整形したものを使った。
前回の
と比べても一部修正が入っているので、それも反映させておいた。
ここには結果だけ書く。
まずは現在も活動が見られる経済学派について。第8主成分まで取ると、累積寄与率が約0.94になる。クラスタリングにあたって、次元は8まで落とすこととした。
理論の前提として採用される世界観の、階層クラスタリングの結果がコチラ

続いて現在活動が見られない学派や、マクロ経済を扱う経済学の近接分野まで含めて、同じことをしてみる。
第14主成分までとると、累積寄与率が約0.93になる。今回は次元を14に圧縮する。
結果がコチラ

特別精度が上がるものでもないのかな。元のとそこまで大きく変わった印象はない。
エージェントの位置が下限ありの冪乗則みたいな分布になるような、エージェントの移動規則について
直感で思いついたものを試したら、実際そこそこうまくできたという記録で、なぜこの方法の移動規則に従うと冪乗則に近い状態が現れるのか、数学的な説明はできない。
続きを読む経済学派(+α)の特徴と系譜の表と、哲学的傾向及び理論の世界観の、主成分分析と階層クラスター分析の結果
- 系譜の表について
- 理論の前提の世界観と、近い立場の哲学
- 現在活動が見られる経済学派の、大まかな「理論の世界観」の分類
- 現在活動が見られない経済学派や経済を扱うが経済学ではない分野まで含めた、大まかな「理論の世界観」の分類
経済の性質を理解するための情報源としての書籍まとめ
経済学を理解するためじゃなくて、経済の性質を理解するためね。ここ大事。
自分が読んだことあるやつ限定で、私の意見でしかないので、「偏見強いなー」と思いながら見てもらえれば。紹介の順番に意味はない。
- 簿記会計
- ポスト・ケインズ派と現代貨幣理論
- ポスト・ケインズ派
- 現代貨幣理論
- 制度が社会にもたらす影響
- 新制度派経済学
- 現代制度経済学
- 官僚制の性質
- 計測と評価の、効用と弊害
- 自己組織化・複雑系・進化的な過程を多少なりとも理解するために
- 金融市場の理解
- 歴史的視点
- 制度と経済的繁栄の関係
- 生産性と生活水準の関係
- 地政学に経済と政治の視点を加えた視点
- 国家形成の経緯
- 貨幣流通の必要条件としての暴力について
- 社会心理学など心理的側面から
- 経済理解のための哲学
- 経済指標の理解
- 経済学の実証研究
- 価値観と思想
- 産業の理解
- 情報産業
- 製造業
- 流通
- 国策
- その他