好奇心の横断歩道を創る!

自分の思考をラバーダック・デバッグするためのブログ

経済学における「内生変数」「外生変数」の意味を直感で分かったつもりになるための記事。

※この記事を書いた人からのお願いです。内容の誤りを、見つけ次第指摘してほしいです。確信がなくても、相談みたいな感じで指摘してほしいです。この分野の素人でして。ご迷惑をおかけします。

この記事で行うのは言葉の定義ではなく、実質この意味で使ってるよね?って内容。言葉の定義はググれば書いてある。厳密さを求める人は、この記事に価値を感じられないはず。

 

内生変数

モデルの中で、ほかの変数を使って説明される変数。方程式や恒等式を連立させて解くことで、内生変数は導出される。例えば、変数X,Y,Zがあって、モデルが想定する因果関係の向きが(X, Y) → Z で Z = F(X, Y) といった感じで書かれるとき、Zは内生変数だ。内生変数の数は、方程式と恒等式の数の合計に等しい。

 

外生変数(パラメータ)

モデルの中で、ほかの変数を使って説明されない変数。中央銀行財務省などの政策当局が決定できる変数や、偶然としか説明できない自然現象に関する変数や、技術革新を説明するための変数などが、頻繁に外生変数として扱われる。モデルが想定する時間範囲内で、その値は変化する可能性がある。外生変数が決定すると、モデルの方程式および恒等式を通じて、内生変数が決定する。

変数というか、時間変化しない”定数”も含まれるようだ。パラメータの値の組み合わせ・時間変化が、モデルの性質を決める。

 

 

....この記事を書いた理由は、「経済学のモデルでは、異なる使命を負った変数が混在する」ってことを知らない、かつての私のような人に、勉強中に陥る混乱の一つを回避してもらいたいと思ったいから。経済学の込み入った議論に興味がある人にとっては、上の説明は適当すぎるだろうけど、なんとなく分かれば良いって人にとっては、十分だと思う。