かんそーぶん
クドリャフカが地球を眼下に命を絶ったのと同様、里志は彼らしくもなく抱いた”自身への期待”を裏切られ、思い出す。
「データベースは結論を出せないんだ」
「集客のための八百長だと気付かず河内先輩と口論する伊原」という構図が、「ボディートークよりつまらない漫画しか描けない伊原」と対応関係にあるのだろうか。ボディートークを描ける河内先輩なら、湯浅部長と協力して伊原を操るのも朝飯前。その河内先輩すら、素人の安城が原作を描いた「夕べには骸に」を見て、似非快楽主義の里志並みにこじらせることに。そんで、「結論を出せない」里志は、伊原に対して「こればっかりは摩耶花にもわかるまいね」と言い放つ。エグイな。
陸山に対する田名辺の期待と、陸山が安城の原作を読んでいなかったと知った田名辺の絶望も。