好奇心の横断歩道を創る!

自分の思考をラバーダック・デバッグするためのブログ

Windows10+Anaconda+Vusual Studio 2019で、Jupyter上でCythonを使えましたという。2019/07/17

最近第2版が出たIPythonデータサイエンスクックブックの第1版を使ってCythonを勉強している。化学物理系なもんで、時々関数電卓の拡張版みたいにPythonを使うのですが、最近ちょっと、Pythonの速度の遅さにうんざりしていたところ。

 

2,3か月前にもCythonを使える環境を作ろうとして失敗、挫折したのですが、時間がちょっとできたので再チャレンジ。

そして、当時は悪戦苦闘した末に失敗したのですが、今回はJupyter上でCythonが実行できたので、ちょっとうれしくて記録。毎年7月17日はCython記念日としてお祭りせねば。ちょっといじっただけで40倍速になったり。凄まじい威力。頑張った甲斐があったなぁ。

 

 

Windows10でCythonが使えるようになるまで。

Cythonが使える環境をつくるまでに、具体的に何をしたのか。タイトルに書いたそのまんまなんだけど、

 

使ってるノートPCのOSはWindows10で、

①AnacondaでPython環境をつくる。conda install cython をAnaconda Powershell Promptで実行してCythonをインストール。

Visual Studio 2019で”C++でデスクトップ開発”的な選択肢をインストール。

③Jupyterで.ipynbのファイルを開く。最初のセルで、%load_ext cythonmagic を実行。次のセルの一行目で、%%Cython として、その後に続けてCythonコードを書きこみ。これでCythonが実行できた。

 

AnacondaやVisual Studio 2019のインストール方法はとても分かり易い紹介記事が沢山ヒットしたので、特に困りませんでした。ありがたいです。

なお、AnacondaとVisual Studio 2019 は、ともに2019/07/17時点のものをインストールして使っているので、それ以外だと再現性はないかも。エンジニアじゃないし、その手の勉強したことがないのでわからん。

 

 

長い蛇足

IPythonデータサイエンスクックブック第2版は、お金をためてから買いますよ。かなり良い本だと思う。大学図書館に第1版があったので、完全無料で使わせてもらっておりますのです。ありがたい。

 

あと、上に書いてきたこととまったく、ほとんど全く関係ないのだけど、書きたくなったから書いておく。

大学で量子力学を勉強した自分としては、量子コンピュータに興味があるのですよ。自然のシミュレーションは自然の性質そのものを利用してっと。日本のお家芸?の材料系や薬剤系の分野でも、強力な道具になるかもしれません。分子構造を計算するには、波動関数シュレディンガー方程式とお付き合いすることになるのですが、これが量子コンピュータととても相性が良いかもしれないのです。

 

ではまたいつか。