下に書くのは、ものすごく単純化した図であって、その気になれば異論反論がたくさん出てくるであろう図なので、その点をご了承の上。
ニュー・ケインジアンが右肩上がりの限界費用曲線・供給曲線を想定するのは、「貴重な資源を効率よく分配する」という物々交換な世界観を想定しているから。
ポスト・ケインジアンの世界観では、数量変化に対して価格が変化しない部分の長さは、産業によって大きく異なる。在庫を多く持つことができたり、生産量・供給量を短時間で大きく変化させることができたりする産業では、この長さが長くなる。数量の変化に対して価格が変化しない部分が、ポスト・ケインジアンの言うバッファの一種。